スクリーントーンの使い方

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 テクニックその
紙やすりで削る
紙やすりで削ると砂消しゴムと
似た感じで荒めに仕上がります。
やはり雲や空、特に広範囲な
モノに効果的です。
紙やすりを小さくちぎって
少しずつ削ってみましょう
砂消しゴムで削る
ぼんやりとした線や雲間にかすむ夕陽などの
表現には最適です。
白くぬきたい時、白く抜けてしまう効果を
表現したいときに効果的です。
トーン専用の特殊研磨剤を配合した
トーンイレーサーもあります。

同じように電動字消しも多く使われています。
 テクニックその
カッターナイフの
背でたたく
カッターの背でたたくように
削ると細かく光が散った感じ
に仕上がります。
水面や心象表現などに効果的です。
ゆっくり時間をかけて削ると
美しく仕上がります。
網点をひとつひとつ
とってみましょう
コンクリートの質感や汚れ、ムラを
表現したいときには最適です。
 テクニックその
カッターナイフの
刃先で引っかく
カッターでカケアミを描く感じで
引っかくようにします。
引っかいた線が残りますので
背景(特に壁など)の他、
一番多様性があります。
カッターナイフの刃の腹で削る
刃の先で引っかくのにたいして刃の腹で
軽く削りとるとフワッとぼかした表現になります。

■ モアレ ■
 
網点や万線など規則的に並んでいる
トーンを重ねた際に生じる現象で、
あまり好まれない現象ですが
意図的にモアレを生かしてデザイン
するとおもしろい効果が得られます。
いろいろ重ねて試してみましょう。

■ グラデーション ■

規則的な点や線の変化で作られ、
立体感や遠近感が簡単に表現できます。
また金属的な表現をしたい
ときにも多用されます。
人物の髪のハイライトなどにも効果的です。
必要に応じて種類を使い分けてみましょう。

組み合わせとアイディア次第でパターンは無限大!

いろいろ試して遊んでみましょう。
思わぬ効果や表現方法を発見するかもしれません。

オロジナルテクニックをご存知のお客さまは、ぜひお知らせください。
こちらのページに掲載させていただきます。


 スクリーントーン保管時のご注意 


温度・湿度の変化の激しい場所での保管は避けてください。
裏紙を貼ったままの状態でトーンが入っていた袋に入れた状態で保管するのが良いです。
空気に触れないようにするのが一番です。
袋に戻した後も上から押さえて空気を抜きましょう。

※スクリーントーンと裏紙は燃えるゴミとして捨てられます。

スクリーントーンの歴史
スクリーントーンは今から約40年前に、印刷の地紋や網点などデザインの
原稿用として登場し、グラフィックデザイナー向けの画材として利用されていました。
その後、永田竹丸氏や故手塚治虫氏、トキワ荘の漫画家達がその効果を注目し、
漫画家の間でも広まってゆきました。
初期のスクリーントーンは、現在のものと違い半透明のアセテートフィルムに印刷し、
裏面に接着剤をつけたものでした。

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